
動画配信サービスで非常に人気のあるdTVは、WiFiがない環境でも動画を楽しむことが出来ます。
ただ、WiFiがない環境でdTVを楽しむとなると、どれぐらいの通信量が発生するのかという点がどうしても気になるところ。
この記事ではWiFiがない環境でdTVの動画を楽しむ場合、どれぐらいの通信量が発生するのか詳しく説明していきます。
目次
dTVはWiFiがなくても設定さえすれば、ストリーミング再生orダウンロード再生のどちらにも対応可能
dTVはストリーミング再生だけではなくダウンロード再生にも対応していますが、WiFi環境がなくてもどちらの再生方法でも動画を楽しむことが出来ます。
ただし、その為には一部dTVのメニュー設定を変更する必要があります。
WiFi環境なしでストリーミング再生をする場合の設定は下記の通り。
- dTVのアプリを起動し、左下のメニューから『設定』を選択
- 設定項目の一覧が出てくるので、『モバイルネットワークでのHD画質再生』にチェックを入れる
WiFi環境なしでストリーミング再生をする場合の設定はこれだけです。HD画質でなければ上記の設定をしなくても再生できますが、HD画質で再生する場合には上記の設定が必要になります。
次にWiFi環境なしで動画をダウンロードする場合の設定方法です。
- dTVのアプリを起動し、左下のメニューから『設定』を選択
- 設定項目の一覧から『ダウンロード設定』を選択
- ダウンロード設定の中の、『Wi-Fi接続時のみダウンロード』の箇所をONからOFFにして設定完了
WiFi環境なしでダウンロードする為には、上記の設定をしないとダウンロードが出来ません。
dTVはこれらの設定をすれば、ストリーミング・ダウンロードともにWiFi環境なしでも利用することは出来ますが、WiFiがない環境でdTVを利用するのはあまりお勧めしません。
お勧め出来ない理由は、膨大な通信量が発生するからです。
次にどれぐらいの通信量が発生するのかを説明していきます。
dTVをWiFiなしで見た場合の通信量の目安
dTVをWiFiがない環境で楽しんだ場合、膨大な通信量が発生するので注意が必要です。
どれぐらいの通信量が発生するかの目安はdTVのダウンロード設定の中に記載があります。

上記は『HD・すごくきれい・きれい』といったそれぞれの画質で動画を楽しんだ場合の1時間あたりの通信量の目安です。
1時間換算と2時間換算でどれぐらいの通信量が発生するのかを表にしたものが下記です。
dTVの通信量の目安 | 1時間換算 | 2時間換算 |
---|---|---|
画質=HD | 約1.4GB (1,400MB) | 約2.8GB (2,800MB) |
画質=すごくきれい | 約700MB | 約1.4GB (1,400MB) |
画質=きれい | 約250MB | 約500MB |
注意事項 | 上記はあくまでも平均的な目安です。動画によっては多少異なります。 |
例えば、2時間ものの映画を『HD』画質で楽しむとそれだけで約2.8GBもの通信量が発生します。『すごくきれい』の画質レベルでも約1.4GB、『きれい』の画質レベルでも約500MBもの通信量が発生します。
その為、「WiFiがなくても楽しめる」といっても、安易にWiFiがない環境でdTVを楽しむのはお勧めしません。
これだけのモバイルデータ通信量がかかるコンテンツをWiFiなしでバンバン視聴していると、スマホやタブレットで契約しているモバイルデータ通信量の上限にあっという間に引っかかってしまう可能性が極めて高くなります。

dTVはWiFiなしでも楽しめるが、その場合はdTVの『定額で見放題』の魅力が半減する
dTVの魅力はなんと言っても、月額550円という低価格であらゆるジャンルの約12万本もの動画が『見放題』な点にあります。
ただ、サービス自体が見放題であっても、WiFiがない環境で利用している場合には、スマホやタブレットの通信量の制限に引っかかってしまい、実質見放題で動画を楽しむことができません。
dTVを思う存分に楽しむなら、自宅にブロードバンド回線を引くなり今話題の『置くだけWiFi』を用意するなり、通信量に制限がないサービスを利用してWiFi環境を先に整えることをお勧めします。
せっかくサービス自体が多くの動画を見放題で楽しめるのに、モバイルデータ通信量の関係で思う存分に楽しめないのは非常にもったいないですし、dTV以外の動画配信サービスも楽しみたいという方はなおさら自宅に通信量無制限のネット接続サービスを引いておくことをお勧めします。

dTVに限らず動画配信サービスを使うなら、自宅にWiFi環境はあったほうがいい

これはdTVに限った話ではありませんが、動画配信サービスはオンライン(インターネット)を通して動画データを受信することで楽しむことが出来るサービスです。
動画データは、画像データや文書データ等とは比べものにならないぐらいの容量を必要とします。
特に最近はどんどん動画の画質がきれいになっていく傾向にあり、サービスによっては4Kといった超高画質の動画データを配信しているサービスもあります。
動画配信サービスを思う存分に楽しむなら、自宅にまずはWiFi環境を整えてから楽しむようにしましょう。
最近auなどで動画配信サービスと携帯の契約を組み合わせたデータ通信量が大きいプランを出したりしていますが、通信量カウント対象外のサービスを利用して色々と動画を楽しんでいると、いくらモバイルデータ通信量が少し大きいとは言ってもあっという間に上限に達してしまいます。
WiFi環境がない状態で動画配信サービスの利用を始めることも出来ますが、やめておいたほうが無難です。
いくら動画サービス自体が格安料金でたくさんの動画が見放題といっても、スマホのデータ通信量がパンクする⇒速度制限される⇒データを追加で購入するなんていうことになったら元も子もありませんからね。
自宅に通信量無制限で使えるWi-Fi環境を導入できない方は、Wi-Fiスポットで動画のダウンロードを
動画配信サービスを利用する場合は、基本的に自宅に光回線などのデータ通信量無制限のサービスを導入するのが一番ですが、何らかの理由でそれがどうしても出来ないという方もいらっしゃると思います。
そんな場合には、例えば『docomo Wi-Fi』などのWi-Fiスポットサービスを利用して、そこで動画をダウンロードするのがお勧めです。
dTVはストリーミング再生以外に、スマートフォンやタブレットだとダウンロード再生にも対応しています。
ダウンロード再生は動画ファイルそのものをいったん端末にダウンロードしてしまってオフラインで再生する方法ですが、これを利用して下記で動画を再生した場合は通信量が発生しません。
- 『docomo Wi-Fi』などのWi-Fiスポットで動画ファイルをダウンロードする
- あとはどこで再生しても通信量がかからずに動画を再生可能
Wi-Fiスポットサービスを利用する場合はそのサービスの月額料金が発生することもありますが(無料で使えることも多い)、Wi-Fiスポットで動画をダウンロードしても通信量は一切発生しません。
ただ、この方法だとダウンロード再生に対応した端末であるスマートフォンとタブレットでしか動画を再生できないというデメリットもあります。
これはdTVに限った話ではなく、テレビやパソコンでダウンロード再生に対応している動画配信サービスはありません。
その為、この方法はあくまでもスマートフォンやタブレットでしか動画を見ないという方限定の方法です。
それに加えて、この方法で動画をダウンロードする場合には、『ダウンロードが終わるまでWi-Fiスポットで待っていなければならない』というネックになる部分もあります。
例えば2時間ものの映画1本をダウンロードするのにそこまで時間はかかりませんが、10分程度はその場所で待たなくてはいけないということは覚悟しておいたほうがいいかと。

本ページの情報は2020年9月時点のものです。
最新の情報はdTV公式サイトでもご確認ください。